こんにちは、鷲の珈房です。
前回は盛大に失敗してしまい、
味わいの善し悪しも分からなくなったので、
1回目の焙煎が良かったことを思い出して
PWを7にして3回焙煎を行ってみました。
使用する豆は固定して、
それぞれの焙煎時間を少しずつ変えてみたので
3回の結果をご覧ください。
(焙煎後の計量を忘れてしまったので、記載なしです)
・焙煎1回目のPW7を維持して、焙煎時間だけを変えた結果
・3回の焙煎から分かったこと
・Aillioの短時間焙煎の向き不向き
前回までの焙煎レポートはこちら↓↓
Aillio 5回目の焙煎結果
まずは、5回目の焙煎です。
とにかく初心に戻る気持ちでやっていきましょう。
使用した豆
エチオピア コンガ農協 ナチュラル2022 原種
(商社ワタルさんから購入)
250g
設定PW・ファン・ドラム回転数
PW:5→7に変更
ファン:2→2変化なし
ドラム回転数:9→9変化なし
焙煎の詳細
余熱を200に設定し、PW7を維持して
焙煎してみました。
一回目の焙煎を意識しておりますが、
前回までがなんとも特徴が無かったので
すっきりとしたコーヒーに仕上げるイメージ。
1ハゼ後もPW7を維持して進めて、
約70秒後に煎り止め。
一回目の焙煎時間は9分でしたが、
余熱が20℃高かったこともあり8分11秒で
焙煎を終えました。
Aillio 6回目の焙煎結果
続いては、6回目の焙煎。
先ほどよりも少し浅めに焙煎していきます。
使用した豆
エチオピア コンガ農協 ナチュラル2022 原種
(商社ワタルさんから購入)
250g
設定PW・ファン・ドラム回転数
PW:7→7変化なし
ファン:2→2変化なし
ドラム回転数:9→9変化なし
焙煎の詳細
5回目との違いで意識したことは、1ハゼ後の時間。
10秒ほど短くして豆が膨らむ前に煎り止め。
特に細かい違いを探すべく、少し時間を刻んでみました。
ドラムが温まっていたことから、
トータルは1分ほど短くなり、かなり短時間で
焙煎を終えました。
今回の焙煎レポートのうち唯一、
イエローポイントを記録できています。
しっかり癖付けないといけないですね。
Aillio 7回目の焙煎結果
そして7回目の焙煎。
5回目よりも少しだけ長めの焙煎をイメージします。
使用した豆
エチオピア コンガ農協 ナチュラル2022 原種
(商社ワタルさんから購入)
250g
設定PW・ファン・ドラム回転数
PW:7→7変化なし
ファン:2→2変化なし
ドラム回転数:9→9変化なし
焙煎の詳細
微妙な差を探るべく変えたのは1ハゼ後の時間。
5回目と比べて14秒長くなっています。
この微妙な差を調べたいのになぜ焙煎後の
重さを計り忘れてしまったのか、、、
見た目的には6回目と比べるとしわが伸びてきて
明らかに違いが出ました。
エイジング後の味わい‐表でまとめる‐
5回目 | 6回目 | 7回目 | |
焙煎の特徴 | PW7,1ハゼ後70秒 | PW7,1ハゼ後60秒 | PW7,1ハゼ後85秒 |
カッピング | 香りが引き立っておらず、焦げた感じだけが進行している味わいで、もう少し穏やかさが欲しい | 香りが引き立っていない味わいで物足りなさを感じる | 香りの広がりは一番に感じることができたものの、焦げた感じが強くスッキリしたエチオピアらしさから少し離れた印象を受けた |
金属カップ | 焦げた感じが少し落ち着いてバランス良く感じるが、そのあとの香りの広がりが弱いために物足りなさを感じた | そもそもの香りが弱いので、金属カップにかなり負けている印象 | 金属カップでも焦げた感じが伝わってきて、香りはやや負けている印象 甘さの余韻がもう少しあるとさらによくなるように思えた |
3回の焙煎から分かったこと
まず、一番に分かったことはPW7で維持することは
Aillioの火力を考えると強すぎるということ。
カッピングしながら1回目と同じにならない
理由を考えていましたが、
よくよく見てみると1ハゼ後はPWを落として
焙煎していたみたいです。
焙煎時間は非常に短くすることができますが、
それ以上のメリットを感じることができず
焦げ感だけが増していく印象でした。
金属カップでの印象も同じで
多少のバランスは良く感じられましたが
甘さの余韻を楽しむことができなかったので
PW7以上の高火力での短時間焙煎は
Aillioとの相性は良くないと思います。
改善するポイント
結論、火力の調整をしていくことです。
焦げ感があったため感じにくいですが、
水抜き不足も影響して良さを邪魔しているとも
感じたので、
①まずは弱火でのスタートをする。
②その後、イエローポイント到達時点から
火力を上げていく。
③1ハゼを迎えたら火力を弱めてじっくりと
甘味を引き出していく。
焙煎方法で自分でもまとめた内容ではありましたが
Aillioでも例外ではなかったようです。
次回からはこの方法でPWを調整しながら
美味しさを追求していきたいと思います。
1回目が非常に美味しく感じたのは謎の部分もありますが
その時の気温や状況、生豆の状態も合わさったのかもしれません。
まとめ
・AillioのPW7を維持すると焦げた感じが強くなる
・香り・甘さを引き出す前に終わってしまう
・焙煎時間は早くなるが、見合った結果を得られない
・焙煎は基本に忠実がなによりである
PW7一定での焙煎を改めてしたことで
今後の焙煎が明確になりました。
某コーヒーショップのオーナーさんのレシピに憧れて
高火力で8分台~9分台が良いというイメージが強かったのですが、
焙煎量も違うでしょうし、そもそも高火力というのも
基準があいまいなのでもう少し弱かったのかもしれません。
まずは、自分に合った焙煎をしっかりと
見つけていくのが良いですね。
今回も最後まで見て頂き、ありがとうございました。