【デカフェ】カフェインレスコーヒーの魅力と欠点

カフェインレスコーヒーって実際どうなの?

毎日、焙煎したカフェインレスを飲むようになり、その魅力に気づいたのでまとめてみましたよ

この記事で分かること

・通常のコーヒーとは何が違う?
・カフェインレスコーヒーの魅力とデメリット
・焙煎時に気を付けること

目次

通常のコーヒーとの違い

味や香り

コーヒーで肝心な味や香りですが、通常のコーヒーと比較すると劣ると言えます。もちろんスペシャルティコーヒーのカフェインレスは存在するので、質の高いカフェインレスを選ぶことは可能でしょう。ただ、同じグレードで比較するのであれば、やはり通常のカフェインの含まれるコーヒーの方が香りが強いです。

カフェインを取り除く工程で香りの成分も少なからず抜けてしまうようです

価格

やや高めの価格設定にしているお店が多いでしょう。仕入れの観点からすると、確かに同じようなクオリティの豆の中でも少し高めの印象を受けます。ただ、通常のコーヒー豆にカフェインを取り除く工程が追加されるので当然と言えば当然のように思えます。

流通量

間違いなく少ないと言えます。少ない理由としては、カフェインを取り除くという手間暇がかかること、コーヒー自体にカフェインを求めて注文する人が多いこと等が挙げられるでしょう。仕入れ業者さんのラインナップを見ていても非常に少ないので、コーヒー屋さんの選択肢が少ないのも間違いない事実です。

カフェインレスコーヒー4つの魅力

妊婦の方のためのコーヒーのように捉えている方も多いカフェインレス、魅力について細かく見ていきましょう。

いつでも誰でも楽しむことが出来る

カフェインが非常に少ないので、寝る前でも気にせずに楽しむことが出来ます。また前述したとおり妊婦の方にも安心して楽しんでもらえるのがカフェインレスです。朝から晩まで、老若男女が楽しむことが出来る万能なコーヒーと言えるでしょう。

妊婦の方が避ける理由:カフェインは胎児の成長を妨げると言われており、多く含むコーヒーは避けるべきと言われています。

お肌の乾燥を防ぐことが出来る

直接的な意味合いではないですが、カフェインには利尿作用があります。水分を取っているようで、排出する量が増えてしまうということですね。体内の水分量が少なくなってしまうので、結果的にお肌の乾燥に繋がってしまうのです。

健康的なモデルさんはお水を2リットル飲んで健康を維持するとも言いますからね。体内の水分量は、美容に非常に重要です。

睡眠の質を向上させる

こちらは容易に想像できることかと思います。カフェインは、眠気を妨げるのでいつも通りの時間に布団に入ったとしても中々眠れずに浅い睡眠になってしまいます。また、摂取したカフェインは、体内に4.5時間残ると言われておりますので、夕飯の時間によっては眠りの質に影響してくるでしょう。

大事な日の前夜はなるべく避けよう!

極上の癒しで精神的な安定を得られる

カフェインには興奮状態にさせる作用があります。これにより、頭痛や吐き気などの症状が出ることもありますので、摂り過ぎには気を付けたいところ。

それでも、コーヒーに癒しを求める方は多いのではないでしょうか?
実際にコーヒーの成分に心を癒す役割がありますが、大きくは香り成分に関わります。香りは鼻から抜けてより感じることが出来ます。つまるところ、カフェインが無い方が質の高い癒しが実現するのかもしれません。

筆者は、カフェインレスを焙煎するようになり、日々のコーヒーをカフェインレスに変更しました。今のところ、メリットしか感じないので今後はカフェインレスはもっと普及していくかもしれませんね。

カフェインレスのデメリット3つ

①取り扱い店が少ない

流通が少ないことや、イメージ的に美味しくないと感じる方が多いことからも取り扱っているお店は少ないのが事実。取り扱っていても1種類のみがほとんどだと思います。それならば、選択肢の多い通常のコーヒーを選ぶのは心理的にも仕方がないことかもしれません。

②味や香りは劣ってしまう

コーヒーの要素として重要な部分の香り。カフェインを取り除く工程で、少なからず香り成分も取り除かれてしまうので、味や香りは劣ってしまいます。最近では、カフェインレスの工程でも新しいものが出てきているようですが、浸透するまでは中々時間がかかるとこですね。

③浅煎りが少ない

どこで注文してもバチバチな浅煎りが出てくることは稀でしょう。コーヒー本来の香り成分が強ければ強いほど、焙煎が浅くてもその香りは引き立ちます。ただ、その重要な香り成分が取り除かれているカフェインレスは、少しでも焙煎度を深めにすることで化学反応をより引き起こして甘味を引き出すしかありません。

つまり、なるべく深めの焙煎にすることで落ちた分の香り成分を補っているということです。甘味や、焙煎によりコゲ感で深みを出すことでコーヒーとして成立させているということですね。

筆者もカフェインレスの焙煎を色々と試してみましたが、深めの方が圧倒的に美味しく感じることが出来ました。

焙煎時に気を付けること3つ

①深煎りにしすぎない

焙煎して初めて分かったことですが、カフェインレスはコーヒーオイルが非常に出やすいです。深煎りの豆だとすぐにオイルが出てくるため酸化の進みが早く、賞味期限も短いかと思いますが、カフェインレスは中深煎りくらいでも深煎りと同等ほどのオイルが出てくるように感じます。

恐らくですが、カフェインを取り除く工程で中まで火が入りやすくなっているのではないかと推測しています。焙煎する際には、美味しく飲める期間を考慮して深煎りにしすぎないようにするのがおススメです。

②色の変化に注意

カフェインレスの豆は通常の生豆と比べて色が黒っぽくなっています。そのため、焙煎の進捗を確認するひとつの基準であるイエローポイント(ゴールドポイント)と呼ばれるタイミングが非常に分かりにくいです。ある程度色がついてくれば通常と変わりませんが、焙煎度内の温度や焙煎時間などを見ながら焙煎を進めないといけません。

イエローポイントは、生豆の水抜きが完了して化学反応を起こし始めるタイミングを教えてくれる基準点です。

③細かなハンドソーティングを

生豆の状態が黒いので、欠点豆の判断が難しくなります。欠けていたりすれば明確ですが、少し黒ずんでいる発酵豆やカビ豆などは細かく見ないといけないでしょう。いつもよりも入念に取り除くように意識しましょう。

カフェインレスまとめ

まとめ

・香りは通常のコーヒーに劣るが、流通量が少ないため価格設定は高め

・夜間でも妊婦の方でも安心して楽しむことが出来る

・お肌の乾燥を防いで睡眠の質を向上させ、極上のリラックスを得られる

・浅煎りで提供しているお店は少なく、そもそもの種類も少ない

・焙煎時には、焙煎前も焙煎中も度合いも全てに気を付けないといけない

カフェインレスについて触れてみましたが、いかがでしたでしょうか。

特に焙煎をする側からするととても繊細で、そこが可愛らしかったりします。

ただ、カフェインレスだから美味しくないということは一切ないので、むしろ違いを探すくらいに色々と試してみてはいかがでしょうか。

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