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[Sandbox SMART R1]使い方~1年半焙煎し続けて感じた魅力【2024最新】

こんにちは、鷲の珈房です。

今回は、1年半使い続けた焙煎機
Sandbox SMART R1(サンドボックス)の魅力について書いていこうと思います。

焙煎を始めたい人や、手回しで焙煎をしていて電動焙煎機を検討している人は是非参考にして頂けたら幸いです。

この記事で分かること

・Sandbox SMART R1の使い方,メンテナンス
・メリット3つ・デメリット3つ
・どんな人におすすめか
・1年半使い続けた正直レビュー

目次

こんな人に向いている

次に当てはまる方はSandboxが向いている人です
是非、最後まで読んでくださいね。

  • 「焙煎を本格的に始めたい人」
  • 「コーヒーを科学的に楽しみたい人」
  • 「少量から副業で販売を始めてみたい人」

Sandbox SMART R1とは?

クラウドファンディングのマクアケにて
2021年に総額約6100万円の
応援購入を達成した台湾初の小型焙煎機で、
一回に焙煎できる容量は最大100gで、
15分程度で焙煎が出来ます。

セット内容:Sandbox本体・冷却器・ミトン・説明書・清掃用ブラシ

Sandbox SMART R1のメリット

この焙煎機の魅力は本当にたくさんあるのですが、
1年半焙煎を行ってきて、特に感じた魅力を
3つを挙げてみました。

①アプリで使える手軽さ

アプリを起動したときの基本画面

無料専用アプリ「Sandbox Smart」で、
誰でも簡単操作で焙煎が出来ます

元々入っている焙煎データを読み込んで
そのままスイッチオンで完了です。

②コンパクトで軽量ボディ

参考:マクアケ

焙煎するたびに動かして気軽にセット可能
引越しも楽々できるので転勤のある方にもおすすめです。
スッと動かすことが出来るので、掃除も簡単で部屋も綺麗に保つことが出来ます。

③電気で動くため安全で、光熱費も安い

全て電気で動くため、
ガス漏れなどの心配がなく安全です。
月々の電気代は、極端に上がることはありませんでした。
(週一で100gを2回焙煎しての結果)

④コンセントそのままで使用可能

家のコンセントであればどこでも使用可能
暖かい時期は窓を全開にして窓際で、
寒い時期は換気扇の下でと、
状況に応じてどこでも焙煎ができます。

海外モデルや熱量の高い焙煎機だとコンセントの形状が違うものが多いので
日本でどこでも使えるのは嬉しいポイント。

デメリット

①ガラス窓が見えづらい

ガラス窓がついていますが少々見づらいので、
実際の色味を判断するのは難しいです。
豆を照らすためのライトも完備していますが、
付けていてもよく見えないと思ったので
毎回ライトはオフにして使用していました。

②チャフ(コーヒー豆の皮)の行き先

メーカーの案内では、チャフはチャフボックスに入るので、捨てるだけと書いてありますが、
ヒーター部分にチャフが乗ってしまい焦げて
しまいます。

ほとんどはチャフボックスに入るので、
掃除は本当に簡単ですけどね。

③冷却後の後片付け

金属のメッシュフィルターがついていますが、
余裕で通り越してしまうので、
冷却器を床に置いて、使った後はしっかり掃除機をかけるのがおすすめです。

Sandboxの使い方・メンテナンス

実際の使い方と、メンテナンスを
詳しく見ていきましょう。

使い方

STEP
Sandbox SMART本体、
アプリを連動する

本体をコンセントに差して、スマホでアプリを起動後ペアリングする

STEP
焙煎するプロファイルを選択
して余熱を開始

既存データか保存したプロファイルで焙煎を開始する。
この時、ドラムは本体から外しておくこと。

STEP
コーヒー豆を計量して
ハンドピックしておく

余熱に数分時間がかかるため、その間にコーヒー豆を計量して
欠点豆を取り除いておきましょう。

STEP
熱が完了したらドラムに豆を入れてセット

余熱が完了するとアプリに通知が来ます。
豆をドラムに入れて本体にセットしましょう。

STEP
焙煎開始

焙煎開始ボタンでスタートします。
アプリで温度変化を確認しながら進めましょう

STEP
1ハゼを記録する

1ハゼがきたら第1クラックボタンを押しましょう。
プロファイルにより残り時間が表示されます。

STEP
2ハゼを記録する

2ハゼがきたら第2クラックボタンを押しましょう。
設定によるカウントダウンが始まります。

STEP
焙煎完了

2ハゼ終了とともに、アプリで通知がくるので
ミトンを装着して素早くドラムを出しましょう。
ミトンを装着する直前に冷却器の電源もONにするのを忘れずに。

STEP
冷却

ドラムから豆を取り出して冷却器に入れましょう。
ミトンをしたままぐるぐる混ぜるようにするとチャフが下に落ちてくれます。

STEP
焙煎完了~掃除

手で触れるようになったら焙煎完了です。
焙煎機の中や冷却器のチャフを掃除しておきましょう。

既存のプロファイル

専用アプリ「Sandbox Smart」の既存データで
朝煎りから深煎りまで何通りものプロファイルが用意されております。

中には、「ブラジル ナチュラル」や、
「2022年コーヒー焙煎大会〇位」なんてものも。

焙煎する豆によって色々と試してみましょう。

プロファイルの作り方

プロファイルの作り方は非常に簡単です。

①ベースとなる既存プロファイルで焙煎
②余熱温度や焙煎時間を調整して焙煎
③自分好みになるよう繰り返す


0から作り上げなくとも簡単にオリジナルプロファイルを作ることができます。

気温などで影響が出ようであれば、
焙煎中も微調整が可能で
それも履歴として残るので、
どんどん試してみると楽しさ広がりますよ。

プロファイルについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

日々のメンテナンス

メンテナンスについて部分ごとご紹介します。

ドラムの清掃(焙煎ごとに)

チャフがメッシュの隙間に残ってしまうので、
ミトンやブラシを使ってしっかり取り除きましょう。

本体内部の清掃(焙煎ごとに)

熱源のヒーターの上にチャフが残るので、
焙煎後少し時間が経ってから

ブラシで綺麗に落としましょう。

チャフボックスの清掃(焙煎ごとに)

ドラム、内部の清掃後にチャフボックスを取り出して
全て捨てるようにしましょう。
連続焙煎は可能ですが、チャフボックスは焙煎ごとに
捨てることをおすすめします。

排煙口の清掃(1か月に1回)

サイドの排煙口に細かい汚れが溜まるので
1か月に1回は、つまりが起こらないように
ブラシで掃除するようにしましょう。

競合した4機種・やめた理由

「家庭用・焙煎機」と調べてみると
いくつかの焙煎機が出てきますよね。
購入する際に悩んだ4機種と、
やめた理由は以下の通りです。

  • ジェネカフェ
  • カルディ コーヒーロースター
  • ディスカバリー
  • Aillio Bullet

ジェネカフェ

「電動 焙煎機」と検索すると多く出てくる焙煎機。
Sandbox と価格帯は同じで、焙煎の様子が分かりやすいのです。
ただ、機能面を考えるとデータを記録できたり、

細かい調整ができたりするので
同じ価格ならSandbox の方が良いという考えに至りました。

カルディ コーヒーロースター

ガス火で焙煎するタイプの小型焙煎機。
見た目も本格的な焙煎のようで、

非常に惹かれる一台。
賃貸でプロパンガスということを考えた時に
光熱費と安全性の面で候補から外れました。

ディスカバリー

焙煎を始める方の誰もが憧れるディスカバリー。
実際にセミナーで使ったこともあり、

最終候補でしたが、まずは初期投資を抑えてとにかくやってみようと思い、候補から外れました。

Aillio Bullet

Aillio

業務用電動焙煎のAillio。
デザイン性がダントツで良く、電気という点も〇
ただ、200Vが必要という点と海外製、

価格面を総合判断して候補から外れました。(後に購入しております。)

スクロールできます
機種名購入に至らなかった理由
ジェネカフェ見た目・機能的に価格と合っていないと感じた
カルディガス火なので、プロパンガスの家庭ではガス代が心配だった
ディスカバリーガス火という点・50万円という価格帯
Aillio Bullet電動の焙煎機の1台目では、購入する勇気が出なかった

1年半使い続けた感想

先ほど、3つほどデメリットを挙げさせて頂きましたが、それが気にならないほど素晴らしい焙煎機だと感じました。

アプリで焙煎の記録を毎回残すことで、
振り返りも出来るし細かい温度調整や

時間調整も可能です。

同じ豆でもしっかりと焙煎の研究することが出来るので、1年半という期間でも本当にたくさん学ぶことが出来たと感じています。


主に、朝煎りから中煎りをメインに焙煎を行っていたせいか
煙問題などは特に気になることはありませんでした。
深煎りを焙煎する人は、排気問題を気を付けないといけないかもですね。

副業にも向いているか

結論、間違いなく副業にも向いています。

・データが残せて、オリジナルの味を作れる
・お客様のニーズに応じて調整可能
・100g単位の販売なら1度の焙煎で対応可能


大容量の販売でなければ、注文が入るたびに焙煎することで販売が可能です。

ここから個人的な意見となりますが、
最大100gという容量に対して、
焙煎による減少率を加味して
125gの生豆で焙煎をしておりました。
焙煎後は105~110g程になります。

150g、200g単位で焙煎したい方は連続焙煎すれば実現可能です。

補足ですが、
Sandboxは今年R2という大容量モデルも
発売されたので、「副業で販売を行いたい」
という方はそちらを購入するのもおすすめです。
共通のアプリで操作が可能なようなので、
単純にいろんなシーンに対応出来るのではと思います。

まとめ

Sandboxまとめ

・家庭用電動焙煎機の中で圧倒的な機能性
・専用アプリで記録をデータで残せる
・浅煎りから深煎りまで焙煎可能
・既存プロファイルからオリジナルを簡単に作成できる
・副業で焙煎するにもおすすめ

約10万円という価格を考えると、
文句のつけようのないくらい素晴らしい焙煎機です。

アプリを使って毎回データを取りながら、
コーヒーの研究を重ねて日々進化していきましょう。

それでは、よいコーヒー生活を!

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