Aillio Bullet R1 V2 焙煎レポート#2 火力を下げて焙煎してみた結果

こんにちは、鷲の珈房です。

#1の結果から見えた課題から、
甘味を引き出すために火力をPW7からPW5に下げてみました。

どのように変わったのかご覧ください。

この記事で分かること

・初期設定より火力下げた焙煎結果
・エイジング後の味わい
・次回への課題

目次

Aillio2回目の焙煎結果

使用した豆

1回目の焙煎同様

エチオピア コンガ農協 ナチュラル2022 原種
(商社ワタルさんから購入)
230g

設定PW・ファン・ドラム回転数

PW:7→5に変更
ファン:2→2変化なし
ドラム回転数:7→7変化なし

火力を下げるので余熱を20℃上げて
中点が下がるのを抑えることにしました。

以前、焙煎セミナーに参加した時に、
焙煎ごとの中点を揃えると安定すると言われました。
その時は100℃くらいで揃えていたので、参考に
しましたが焙煎機が違えば同じようにはいきませんね。

焙煎の詳細

PWを2段階下げたことで焙煎時間は2分半ほど
伸びてトータル11分40秒で炒り止め。

1ハゼからのBean Temp(豆温度)上昇が激しく、
前回と同じく90秒ほどを目安にしていましたが
70秒を超えたあたりで少し焦ってしまい
早めに上げてしまいました。

色味は、前回とさほど変化がないくらいの
シティローストで仕上がりました。

焙煎度数という指標でいくと、もう少し深めのようですが
色や味わいに的に前回と同じように感じられたので、
フルシティまではいかないよな、、、?ということで
シティローストと判断しています。

エイジング後の味わい

カッピング

10日ほどエイジングを終えてカッピング。

感想としては、「うーん、、、?」
といった感じ。
前回は、華やかさがあり、バランスが取れていましたが、なんだか何の主張もない味わいになってしまいました。

物は言いようで、”毎日飽きずに飲める”
と言えば聞こえは良いですが、
目指したいのはもう少し特徴のある焙煎なので
改善の余地あり、です。

金属カップでの美味しさ

テントメーカー勤務ということもあり、
キャンプに持っていく最高のコーヒーを焙煎したい
という想いも持っています。

今回の焙煎は、金属カップよりも間違いなく
グラスで飲んだ方が美味しいコーヒーでした。

主張がないだけのコーヒーだったものが
苦味だけ協調されているような、そんな味わいでした。

最低でもグラスと同等を目指して
焙煎を研究していきたいと思います。

参考までに、金属カップはSnowpeakのダブルチタンマグ、
グラスはボダムのダブルウォールで飲み比べています。
飲み口の厚さも違うので、それぞれがシングルウォールだと
感じ方も違ってくると思います。

今後の課題

今回は、甘さをもっと引き出すために
焙煎時間を長くすることを意識しました。

トータルの焙煎時間は前回と比べて、
2分40秒ほどは長くなりましたが、
まだまだAillioに慣れていないこともあり、
焦ってすぐに豆を取り出してしまいました。

そのため、香りを形成する時間の途中で
焙煎をやめることになったという結果です。

今後の課題として、
トータルの時間よりも1ハゼ以降を
より意識することで香りをしっかり作り、
甘さを引き出すことだと思います。

まとめ

まとめ

・エチオピア ナチュラル 230gを使用
・PWを7→5、余熱を200℃に変更
・焙煎時間は2分40秒長くなるが焙煎度は

 前回同様シティロースト
・前回より、個性のも甘みも少ない味わいになる
・トータル時間より後半の重要性を感じた

2回目も新たな発見がある焙煎になりました。

Sandboxで焙煎していた時よりも、
火力が強い分、調整の幅が広いことや
与える熱量と時間で大きく味わいが変わることを
改めて感じることができました。

しっかりと次回に活かしていきますので、
お楽しみに。

この後、何度も調整を重ねてコーヒー豆の販売を始めました。
香り、アフターテイスト、金属カップでも美味しいコーヒーを是非お試しください。

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