コーヒーを本格的に始めるにあたってコーヒーミル(グラインダー)選びは重要です。
素材や構造など組み合わせによって種類も多いので
どんなミルが自分に合っているのかを、僕の主観も加えてご紹介していきます。
・ミルの歯の種類
・それぞれの素材のメリット・デメリット
・選ぶべき素材はどれか
コーヒーミルの歯が違うと何が変わる?
特にミルは素材や構造が違うとコーヒーの味が大幅に変わってきます。
コーヒーの味が変わる原因としては、
コーヒー豆の挽き目によって味が出すぎてしまったり
逆に、味がちゃんと出なかったりします。
コーヒー豆の酸化によって嫌な酸っぱさがでてしまいます。
しっかりと豆が挽けずに細かい微粉がおおくなってしまうと、酸化に繋がりやすいです。
コーヒーミルの歯の素材の違いについて
ミルの歯の素材は大きく分けて、セラミック製と金属製の2つがあります。
手挽きのミルを選ぶ要素は、ほとんどこの素材だと思います。
セラミック製
手挽きコーヒーミルで多く使われているセラミック製ですが、
メリット・デメリットをご紹介していきます。
セラミック製のメリット
◎安価 ◎手入れのしやすさ ◎金属臭を防げる
一番のメリットは、手入れのしやすさです。
外して丸洗いがしっかり出来るので、ミルの中に残ったコーヒー粉の酸化を防ぐことが出来ます。
また、金属臭も防ぐことが出来るので、本来の味をしっかり楽しむことが出来ると言えます。
セラミック製のデメリット
△切れ味
デメリットは、金属製と比較した時の切れ味です。
素材の性質上、金属製ほど鋭く作ることが出来ないため、挽き目の均一性に欠けたり
微粉が出やすかったりします。
金属製
金属製のメリット
◎切れ味 ◎金額の幅が広く人との差別化を図れる
やはり、切れ味の良さでしょう。より鋭く作ることが出来るため、
コーヒー豆を均一に粉にすることが出来、より美味しいコーヒーが飲めます。
切れ味が良ければ楽にガリガリと挽くことが出来るでしょう。
高級なミルも金属製には多いため、海外の物やアンティーク調のものなど
コレクターには嬉しい要素です。
金属製のデメリット
△手入れ △耐久性 △金属臭
金属なので、錆びないように気を付けないといけません。
アウトドア用品をマメに手入れするのが面倒な方は注意が必要。
セラミックに比べて耐久性が落ちるので、刃こぼれの可能性があります。
メーカーによっては、歯を単体で交換出来るものもあるので、メンテナンスしながら
長く付き合うには良いでしょう。
僕がコーヒーを飲む上でとても意識するのが、金属臭。
豆をカットする一瞬ではありますが、セラミックを比較すると味わいは変わります。
高価なスペシャルティコーヒーを飲む際には、意識した方が良いかもしれません。
コーヒーミルの歯の仕組みの違いについて
手挽きミルというより、電動ミル(グラインダー)の選ぶ基準になるかと思いますが、
理解しておくことで、コーヒー愛も深まると思います。
カッター式・プロペラ式・ブレード式
手挽きミルには存在しないので、簡単に紹介しますが、
ミキサーのように豆を挽くタイプのミルです。
安価な電動ミルに多いので、とりあえず電動ミルを購入したい方にはおすすめですが、
少しでも予算があれば出来れば避けましょう。
コニカル式・コーン式
固定された歯と、回転する円錐状の歯の間をコーヒー豆が通過することで粉砕します。
歯と歯の間を通過することで豆を粉砕するため、隙間の距離を調整することで挽き目の調整をします。
細かく挽くことが出来るので、エスプレッソにも対応します。
臼式・フラットカッター式
向かい合ったー対の平面の歯の間に入ったコーヒー豆を粉砕します。
このタイプも隙間の距離を調整することで挽き目の調整をします。
この中でも、カットするモデルとすりつぶすタイプがあり、
有名な電動ミルでは、ナイスカットミルがカットするモデルで、
みるっこがすりつぶすタイプだと思います。
どちらも人気モデルですが、カットする方が刃こぼれしやすく、
すりつぶす方が微粉が多くなるのではないかと考えています。
まとめ
アウトドア業界の僕が、これから手挽きミルを検討するのであれば、
まずは、セラミック製の安価なものでアウトドアコーヒーを楽しむ。
徐々に慣れてきて、少し高価なスペシャルティコーヒーを楽しむようになってきたら
タイムモアやコマンダンテなどの金属製ミルに変えるなど、お金をかけていくのがおすすめです。
高価ですが、挽いた時の力も少なくなりますし、金属製とはいえステンレススチール製なので、
錆びにくく扱いやすいので非常におすすめです。
是非、美味しいコーヒーで毎日を豊かにしていきましょう。