こんにちは、鷲の珈房です。
ペーパーフィルターには白色と茶色があることは
ご存じでしょうか?
同じメーカーさんでも両方出しているところも多く
一度は迷って調べたことがあるのではないでしょうか。
では、どちらを選べば正解なのか、、、
結論、白色を選ぶのがおすすめです。
理由をご紹介していきます。
・ペーパーの白と茶の違い
・どちらを選ぶのが正解か
性質の違いは?
大きく分けるとペーパーは、白色と茶色のフィルターが存在します。
具体的に何が違うのか、まずは性質から見ていきましょう。
白色
こちらは、漂白を行い色素を取り除いたフィルターです。
酸素漂白をしているので、漂白剤の匂いが気になることは特にありません。
漂白剤とはいえ、使用後の処理や環境への影響が懸念されますが、
成分的に人体や環境に影響の少ない物質に分解されるため、
比較的安全と言われています。
茶色
こちらは、漂白を行わずに大量の水で洗い流して作るフィルターです。
木の中に含まれるリグニンという成分が、茶色の色味を作っています。
環境への負荷を少しでも軽減することを考えるのであれば、こちらを選ぶ方が良いでしょう。
味への影響は?
白色
味へ影響はほとんど無いと言えます。
コーヒー屋さん、カフェで白色を取り入れているお店が多いのはこれが理由でしょう。
ただ、それでも紙の匂いが気になる方はドリップの前にお湯をかけて(リンス)、
少しでも洗い流してからコーヒーを淹れると良いです。
茶色
リグニンが含まれるので、味に影響が出てきます。
ただ、コーヒーの鮮度や焙煎度合い、品質によるかもしれません。
例えば、スタバやタリーズなどチェーン店などで豆を買っている場合、
シアトル系の特徴である深煎りの豆が主流なのでミルクにも負けないほどガツンとした
コーヒーが多くなります。なので、リグニンの影響を感じにくく、
むしろ成分の風味も加わったものの方がしっくりくるかもしれませんね。
逆にスペシャルティコーヒーの朝煎りをよく飲むのであれば、
ベリーのような酸味、花のような明るい印象など細かな風味を楽しめるので、
リグニンの成分は邪魔になってきます。
今まで茶色のフィルターを使っていて、朝煎りを飲んでいる方は、
試しに白色フィルターに変えてみるのもおすすめです。
価格の違いは?
次に価格の違いを見ていきます。
白色 | 100枚入り | 税込み:374円 |
茶色 | 100枚入り | 税込み:396円 |
同じメーカー(今回はハリオ)、大きさ、枚数で比較してみると、
漂白していない茶色の方が価格は20円ほど高くなっています。
大量の水で洗い流す必要があるため、コストもかかってくるようですね。
お店で白色を選ぶのは、味だけでなくコスト面も関係しているようです。
自宅で楽しむ分には、1日1杯を毎日飲むにしても、年間で60円~70円の差額なので
少しでも家計のことを考えるのであれば白色を選ぶのも良さそうです。
どっちを選ぶば良い?
以上のことから、味への影響やコストの違いがあるだけで
どっちを選ばないといけないかは人それぞれということが言えます。
ただ、、、
僕の主観でペーパーフィルターを選ぶなら、
白色フィルター 一択です!
理由は、コーヒー本来の味を純粋に楽しみたいと思うからです。
アウトドア業界では特に、金属カップでコーヒーを楽しむことが多いので、
金属臭に加えてペーパー臭まで影響してくると、元々のコーヒーの味わいが
よく分からなくなりますよね。
先ほどの通り、飲むコーヒーの焙煎度によって
違いも出てくるとは思いますが、
白色を選んでおけばどんな豆でも
問題なく楽しむことができると言えます。
少しでもコーヒーの味を楽しむために、白色ペーパーで匂いのリスクを減らしてみてはいかがでしょうか。